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Works 施工事例

【新築事例】畳リビングで後悔を完全回避!小上がりにしない選択。フラットにつながる開放的なリビング

竣工 2023年12月
延床面積 141.68㎡
敷地面積 158.68㎡
施主様のご要望 新築の注文住宅だからこそ、リビングに畳を取り入れながらも「昔ながらの和室」にはせず、LDK全体になじむ明るく開放的な空間にしたいというご要望でした。家族が気軽に寝転んだり、子どもが遊んだり、来客時にも使える畳スペースを希望されました。

Detail 本物のこだわり

Staff voice 施工担当者のコメント

畳をリビングに取り入れたいというご相談は多い一方で、「新築なのに和室だけ古い印象にならないか」「畳をつくっても結局使わなくなるのではないか」と心配される方も少なくありません。今回の住まいでは、畳を独立した和室として設けるのではなく、リビングそのものの一部として使えることを大切にしました。

そのため、フローリングからそのまま畳へ移動できるフラットなレイアウトとし、視線を遮る壁や建具をできるだけ設けていません。キッチンやダイニング側から畳スペースまで見渡しやすいため、家事をしながらお子様が遊んでいる様子を見守る場所としても使いやすい空間です。普段は家族がくつろぐ場所として、昼寝や読書、子どもの遊び場として使い、必要に応じて来客時のくつろぎスペースとして活用するなど、生活に合わせて用途を変えられるようにしています。

また、畳リビングでは広さだけではなく、「家の中のどこに配置するか」が非常に重要です。今回のようにリビングと隣接させることで、畳が日常生活から切り離されることを防ぎました。さらに、吹き抜けや大きな窓から入る光と、畳横の縦長窓を組み合わせることで、畳スペースも暗くならないよう配慮しています。

デザイン面でも、いわゆる和室らしい造作を増やすのではなく、白い壁、木質フローリング、淡い色の畳を組み合わせました。LDKには黒い室内窓や照明などのアクセントもあるため、和と洋を完全に分けるのではなく、住まい全体で統一感が生まれるようにまとめています。

畳リビングは「畳を敷けば完成」ではありません。家族が日常的に使える位置、段差、採光、周囲の床材やインテリアとの相性まで考えることで、完成後も使い続けられる畳スペースになると考えています。

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Column 注文住宅で畳リビングの後悔を防ぐコツ

注文住宅で畳リビングをつくる際には、「畳があると落ち着きそう」というイメージだけで計画するのではなく、完成後にどのように使うのかまで具体的に考えておくことが大切です。畳リビングでよくある後悔として、「思ったより使わなかった」「LDKが狭く感じる」「段差が邪魔になった」「家具が置きにくい」「和室だけデザインが浮いてしまった」といったものがあります。

まず考えたいのが、畳スペースの用途です。例えば、子どもの遊び場、昼寝、洗濯物を畳む場所、読書、来客スペースなど、普段の生活で使う目的が明確であれば、畳リビングは非常に使い勝手のよい空間になります。一方、「将来使うかもしれない」という理由だけで独立した和室をつくると、使用頻度が低くなってしまうこともあります。今回の事例のようにLDKの一角に畳を配置すれば、日常生活の中で自然に使いやすくなります。

次に検討したいのが、小上がりにするかフラットにするかです。小上がりは腰掛けとして利用できたり、床下収納を設けたりできるメリットがありますが、段差によるつまずきや、リビングが視覚的に分断されやすい点には注意が必要です。反対にフラットな畳リビングは、フローリングとの行き来がしやすく、LDKを広く見せやすいのが特徴です。小さなお子様がいる家庭や、将来的な暮らしやすさを重視する場合にも相性のよい方法です。

畳の色やデザインも重要です。一般的な和室のイメージにとらわれず、フローリングや壁、建具と色を合わせることで、現代的なLDKにも自然になじませることができます。今回の住まいでは、淡い色の畳とナチュラルな木質床を組み合わせ、白を中心とした室内に統一することで、畳だけが目立たないデザインとしています。

さらに、採光にも注意が必要です。畳スペースを部屋の奥に配置すると、昼間でも暗い空間になってしまうことがあります。窓の位置や大きさ、吹き抜けから入る光、隣接するリビングの開口部なども含めて計画すると、明るく心地よい畳スペースをつくりやすくなります。

そして意外と重要なのが、家具を置いた後の広さを考えることです。図面上では十分な畳数に見えても、ソファやダイニングテーブルとの距離によっては動線が狭く感じる場合があります。「何畳ほしいか」だけで決めるのではなく、リビング全体の家具配置と合わせて検討することが後悔を防ぐポイントです。

畳リビングを成功させるためには、畳そのものではなく「LDKの中で畳をどう使うか」を考えることが重要です。段差の有無、広さ、配置、採光、デザイン、家具との関係まで設計段階で考えておけば、子育て中から将来まで、家族の暮らしに自然となじむ畳リビングを実現できます。